転職サイトの正しい使い方を知って転職を成功させるには

1.総合人材-スマホを見ている男性 転職ノウハウ

労働者の流動化が進んだ昨今においては、キャリアアップなどのために数度の転職を繰り返す人も珍しくなくなっています。

転職する際に役立つツールの一つに転職サイトがありますが、巷には似たようなサイトが溢れていることから、それらをどのように使いこなすかが転職を成功させるためには重要となります。

そこで以下では、転職サイトの正しい使い方についていくつかの観点から見ていくことにしましょう。

転職サイトに登録するメリットとは

まず最初に、転職サイトに登録することによって得られるメリットについて確認しておくことにしましょう。

そもそも、転職するためには必ずしも転職サイトに登録する必要はなく、自分で中途採用を行っている企業を見つけて直接応募するという昔ながらの方法でも勤務先を変更することは可能です。

それでも転職サイトが世の中に複数存在している背景には、それを利用することによって得られる大きなメリットが存在しているということです。

大量の求人情報を検索可能

転職サイトに登録することの第一のメリットとしては、自分の希望する条件に合った求人情報を簡単に検索することができるという点があります。

多くの転職サイトでは、一度希望条件を登録しておけば、何度も同じ条件を入力することなく求人検索を行うことが可能となるため、ただでさえ大変な転職活動の負荷を軽減することができます。

また、サイトによっては、希望条件に合った求人が掲載されるたびに、メールなどで通知してくれるサービスを提供していますので、そういったところを使えば自分で情報収集する手間も大幅に省くことができるでしょう。

複数の転職サイトに登録しておけば、もれなく情報を吸い上げることができるようになりますし、最近では登録にあたって求められる情報もかなり簡素なものとなっているところが多いため、できれば3つほどのサイトを同時並行的に利用するようにしておくことがおすすめです。

サイトによっては個別に手厚いケアが得られるところも

転職サイトでは、他との差別化を図るために、様々なサービスを提供しています。

その一つが業界ごとの転職情報提供で、得意としている業界はサイトによって異なるため、いかにして自分が希望する業界に強みを持っているサイトを見つけ出すことができるかがポイントとなります。

例えば、製薬業界への転職を希望している場合には、なるべく業界のトレンドや求められる人物像などを正確に把握しておくことがツボを押さえたエントリーシートの作成や採用側に評価される面接での受け答えにつながります。

そのため、製薬業界を得意とするサイトに登録して、提供される業界情報をしっかりと読み込んで理解しておくことは希望する条件での転職成功のためには不可欠と言えるはずです。

さらに、転職サイトによっては、登録者一人ひとりに対してコンサルタントを割り当てることによって、きめ細やかな転職サポートを行っているところもあります。

特に転職経験があまりない人にとっては、転職事情を熟知しているこのようなコンサルタントの存在は力強く感じられるはずですので、自分だけでは転職を成功させる自信がないという場合には、ぜひそのようなサービスを提供しているサイトに登録しておくとよいでしょう。

しっかりした職務経歴書等を登録しておくこと

多くの転職サイトでは、あらかじめ用意されている職務経歴書などのエントリーフォームに必要事項を入力しておけば、それをそのまま使って希望する求人に応募することができるようになっています。

これ自体は、企業に応募するたびに何度も同じような文章を入力する手間を省くことができるために非常に有用なのですが、気を付けなければならないのはしっかりと考えずに適当な情報しか入れていない場合には企業側に自分の情報を適切に伝えることができなくなるということです。

汎用的な内容だけにならないこと

エントリーフォームに入力する際には、なるべく多くの企業に使い回すことができるようについつい一般的、汎用的な内容になりがちです。

しかしながら、そのような情報を受け取った企業側では、自社のことをどの程度理解しているのかや本当に入社したいと思っているのかがわからず、前向きに採用したいとは思わないことでしょう。

そのため、エントリーフォームを作成する際には、なるべく応募先の状況を理解したうえで本当に入社したいと考えていることや、自分がこれまで築いてきたキャリアが応募先でも十分に活用することができること、などをなるべく具体的に記載することが重要となります。

エントリーフォームには使い回せるように汎用的な情報を入力しておいた上で、実際にそれを使ってエントリーする際には以上の点を踏まえて企業ごとに独自のエッセンスを盛り込むようにすることが肝要です。

自分をアピールすること

日本人は自分をアピールすることが下手な国民だと言われることがあります。

このことは転職活動においてもあてはまっており、必要以上に謙遜したり、自分のキャリアについて過小評価して話しがちです。

しかしながら、グローバル化が進んでいる現在においては、そのようなスタンスでは海外の優秀な人材と太刀打ちすることは困難です。

彼らは、自分のキャリアを自信満々に大きく見せるようにアピールすることが当然と考えているためです。

特に、スカウト型の転職サイトの場合には、あらかじめ登録されている自己アピールの情報を見て企業側はオファーをすることになるため、同じようなキャリアを有している人が複数いれば、より魅力的に記載されている方を選ぶことは容易に想像がつきます。

そのため、転職サイトに登録する際に入力することが求められる、自己の情報欄にはなるべく自分のことを大きく見せるように記載するよう心掛けるようにすべきです。

なお、だからといって嘘の情報を記載することは絶対に避けるべきであるということは言うまでもありません。

スカウト機能を使いこなそう

前述したように転職サイトによってはスカウト機能を備えているところがあります。

スカウト機能に登録しておくと、こちらから求人情報を検索してエントリーしなくても企業側からアプローチしてもらうことが可能となります。

そのため、自分が考えていなかったような企業から思わぬ魅力的なオファーを受けたり、忙しくてなかなか思うように転職活動が行えていない状況でも、向こうからコンタクトしてくるため大きな負担軽減となります。

また、アプローチしてくる企業はそれだけ自分に興味を持ってくれているということですので、面倒な書類審査や面接の回数についても何もないところからエントリーするよりもかなり省略されることも多く、それだけ採用されやすいということもいえます。

スカウトオファーへの対応の仕方

転職サイト上で企業側からアプローチを受ける場合、直接メールを受領したり、サイト上のメッセージ機能を使って連絡が来ることが一般的です。

希望している企業からの連絡であれば、なるべく早目にオファーへの感謝の気持ちと選考過程に進みたいという意思を企業側に伝えることが重要であることは論を待ちませんが、悩ましいのは第一希望ではないものの入社してもいいかなと思うような企業から連絡があった場合です。

あくまでも第一希望にこだわるのであれば、オファーを辞退しても構いませんが、必ずしも希望する企業に採用されるかは未知数ですのでできれば補欠として手元に残しておきたいところです。

そのような場合には、連絡してきた企業に対して前向きに考えていることを伝えつつ、少し時間をかけて検討したいので返答を待ってもらえないかを正直に聞いてみるとよいでしょう。

企業側としても、転職活動者が自社だけを候補にしているとは考えていないはずですので、本当に採用したいと思ってくれているのであれば、ある程度の時間的な猶予は与えてくれるはずです。

なお、もっとも取ってはいけない対応は、何ら反応せずに放置するということです。

ビジネスマンとしての姿勢を問われることになりかねず、場合によっては今後の転職活動に支障を来すことになりかねませんので、何らか自分の考えを企業側に伝えるようにすることが必要です。

返答の手間を省くためには

魅力的な人材には大量のスカウトメールが届くことがあり得ます。

そのような場合に、関心のない先に対して逐一断りのメールを作って返していたのでは、貴重な時間を無駄に費やすことになりかねません。

そのような事態を避けるためには、ある程度割り切って、スカウトを断るためのメールのテンプレートを用意しておくことも必要です。

採用プロセスに進みたい企業に対して一様な対応をすることは避けるべきですが、辞退する場合には同じような文面を返しても大きなデメリットはありませんので、テンプレートを使って断りのメールを送っても特に問題はありません。

転職サイトを使いこなして希望する転職を実現しよう

以上で見てきたように、転職するためには必ずしも転職サイトを利用する必要はないとはいえ、その使い方を理解して正しく使いこなせば希望する条件での転職への大きな助けとなります。

転職サイトではエントリーフォームのテンプレートなど便利な機能が提供されていますが、それらに過度に依存することなく、面倒でも希望する企業にエントリーする際には企業ごとに自分の気持ちがしっかりと伝わるような内容にすることが重要になります。

さらに、自分のキャリアなどはなるべくアピールするように心がけることも求められます。

また、転職サイトが提供しているスカウト機能を上手に使いこなすことができると、さらに転職の成功可能性が高まります。

特に、希望する企業からのスカウト連絡に対しては、なるべく早目に採用プロセスに進みたいという意思を伝えることが大切であり、そこまでではなくてもキープしておきたい企業からの連絡についても放置するのではなく、何らか自分の考えを伝えるようにするとよいでしょう。

以上のような点を踏まえて転職サイトを利用すれば、転職の成功確率を飛躍的に高めることができるはずですので、これから転職活動を行おうという方はぜひ実践されるとよいのではないでしょうか。