【徹底比較】転職サイトとハローワークはどちらがおすすめ?

転職ノウハウ

『転職を考えているけどハローワークと転職サイトはどちらがいいのだろうか…』

転職をしようと考えた際に、ハローワークと転職サイトのどちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?

完璧な正解はなく、どちらを利用すればいいのかは人によって変わってきます。

当記事では、転職サイトとハローワークのメリットを知ってもらい、どのような方におすすめなのかを紹介していきます。

転職を考えている方はぜひ参考に読んでください。

転職サイトを使うメリット

まずは、転職サイトを使うメリットについてまとめていきます。

手軽にいつでもどこでも始めることができる

パソコンやスマートフォンで気軽に企業探しができます。

最近ではスマートフォンのアプリが出ているため、簡単スピーディーに探すことが可能です。

通勤時間や、会社の休憩時間など、スキマ時間に探すことができるのが最大のメリットですね。

求人情報を載せている会社は資金力がある

マイナビやリクナビのような会社に出資できるくらいの資金力があるということが分かります。

求人を出すためにはそれなりのお金が必用です。

求人費用を惜しまずに出せる企業であれば、安心できますね。

大企業から中小企業まで様々

大企業から中小企業まで、多くの求人を取り揃えられています。

求人が多い分、自分の行きたい企業を見つけられる確率も高まりますね。

自分のペースで転職活動ができる

誰かに催促されることもなく、自分のペースで転職活動ができます。

今やっている仕事が忙しくて、まとまった時間が取れないような方にはとてもおすすめです。

転職サイトを使うデメリット

もちろん、メリットだけでは終わりません。

デメリットもあるので、紹介します。

相談に乗ってもらうことができない

マイナビやリクナビのような求人紹介サイトは、求人紹介を目的としているため、相談に乗ってくれるような人はいません。

全部自分ひとりで決めなければならない点が、デメリットと言えるでしょう。

全て一人で対応しなければならない

転職サイトに登録したら、自分で企業を探さなければなりません。

また、転職したいと思える企業に出会ったときに、自分で応募・面接日程の調整をしなければなりません。

ハローワークであれば、担当者が履歴書の添削やサポートをしてくれるため、圧倒的な差があると言えます。

求人数が多すぎる

求人数が多いのは良い事のように思えるかもしれませんが、多すぎて自分に合った企業を探すのに時間がかかってしまいます。

時間がたくさんある方でないと、自分に合った企業を探すのは厳しいです。

転職できたとしてもミスマッチが多い

マイナビやリクナビの様な転職サイトの募集要項は、いい点ばかり書かれている可能性があります。

募集要項を鵜呑みにして転職してしまうと、ミスマッチを起こしてしまう可能性があります。

もしミスマッチを起こしてしまった場合、またすぐに転職することになってしまうので職歴に傷がついてしまいます。

面接をする前に、一度社内見学で会社の雰囲気を確かめましょう。

ブラック企業の判別が難しい

募集要項にいい点ばかり書かれているため実態が不明なことがあります。

高い広告費を払って求人募集しているわけですから、なんとしてでも転職者を確保したいと思っているのが企業です。

悪い点をはっきりと書いてしまうと、応募が来なくなってしまうのでいい点ばかり並べられています。

転職サイトにブラック企業の求人があることは仕方ないですが、できるだけ引っかからないように気を付けましょう。

ハローワークを使うメリット

無料 女性次はハローワークのメリットについて触れていきます。

地元の求人情報が多い

ハローワークは、その周辺地域の求人を多く掲載しています。

その為、地元での転職活動にはとても強いです。

マイナビやリクナビの様な転職サイトに求人情報を掲載していないような企業もあります。

そのような企業を探すにはうってつけです。

職業訓練を無料で受けられる

全く知識や技能がない方でも、転職するために必要な知識を得うることができます。

職業訓練校に無料で通うことができるので、転職が有利になります。

相談に乗ってもらえる

ハローワークでは、職員の方と一緒に相談しながら転職活動を進めることができます。

職を失っている人だと、誰でもいいから話を聞いてもらいたいと感じますよね。

そんなときに、職員の方々に話を聞いてもらえると前向きな気持ちになれます。

また、転職活動を進めていく中で、履歴書添削・面接日程の調整などと色々やってもらえます。

マイナビやリクナビの様な転職サイトでは、すべて一人でやらなくてはならないので、すごく楽に感じますね。

ハローワークを使うデメリット

何事もいい事だけとはいきません…。

デメリットもありますので紹介していきます。

地元以外の求人が少ない

メリットの点で、地元の求人情報が多いと言いましたが、逆に言えば地元以外の求人情報は薄いです。

地元で転職したいと考えている方であれば、デメリットではありません。

しかし、遠くの会社に行きたいという方であれば、ハローワークで転職活動をするのはおすすめできません。

大企業の求人が少ない

ハローワークに求人情報を掲載している企業は基本的に中小企業です。

なぜかというと、大企業のような資金力のある企業はマイナビやリクナビの様な転職サイトにお金を払って求人情報を載せているからです。

ハローワークに求人情報を載せる企業は資金力がないことが多いです。

ハローワークに求人を出している会社はお金を持っていない

上で述べた通り、ハローワークに求人を出している企業は資金力がないことが多いです。

ハローワークは無料で求人情報を載せられるため、資金力のない企業からすればハローワークを使わない手はありません。

資金力がない企業が多いため、ブラック企業が多いとされています。

ハローワークの開いている時間が短い

会社に勤めながらハローワークに通うことは基本的に無理だと思ったほうがいいでしょう。

ハローワークは国が経営しているサービスなので、土日祝日は完全に休みです。

また、ハローワークが開いている時間も、大体『8:30~18:00』くらいなので仕事をしながらハローワークに通うことは難しいです。

また、ハローワークには何度も通って求人を探す必要があります。

社会人の方がハローワークを使うのは諦めましょう。

募集内容と実際の環境に差異があることがある

まずは厚生労働省が平成28年に公表していた、募集内容と実際の環境の差異から生まれた苦情についての文章を読んでみましょう。

厚生労働省では、平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を取りまとめました。

平成28年度の件数は9,299件であり、前年度の10,937件に比べ、15.0%減少しています。申出等の内容の上位は、「賃金に関すること」が2,636件(28%)、「就業時間に関すること」が1,921件(21%)、「職種・仕事の内容に関すること」が1,311件(14%)であり、申出等のうち、「 求人票の内容が実際と異なる」件数は3,608件(39%)でした
参照:厚生労働省

厚生労働省が平成28年に公表していた文章です。

苦情の件数が15%減少したとはいっても、9300件ほどの苦情が出ています。

多すぎると感じますよね。

年間で9300件の苦情が出るほど、労働環境と募集内容が異なっているということなので注意しましょう。

家の近くにあるとは限らない

家の近くにハローワークがあるとは限りません。

徒歩で10分かかるところにハローワークがあったとしたら、その10分間にマイナビやリクナビの様な転職サイトで転職先企業を探すこともできます。

何度も通う必要があるため、ある程度近い位置にハローワークがないと使いにくいです。

担当者によって使いやすさが変わる

大前提として、ハローワークにノルマはありません。

ハローワークは企業の求人を紹介することが仕事なので、必ずしも就職させなければならないわけではありません。

あくまでも紹介が仕事です。

その為、転職者のサポートも十分に行われない可能性があります。

転職者のサポートをおろそかにしても、給料は支払われるからです。

また、転職者のサポートをしっかりとしたところでインセンティブがあるわけでもありません。

その為対応が雑になってしまう職員がいます。

もしやる気がない職員の方担当になってしまったら、担当者を変えてもらうように申し出をしてみましょう。

ハローワークにブラック企業が多いというウワサは本当?

厚生労働省が平成28年に公表していた、募集内容と実際の環境の差異から生まれた苦情についての文章からも分かるように、苦情が10000万件以上来ているためブラック企業は多いと言えます。

募集内容と良いように違う場合は、苦情が来ることはないでしょう。

募集内容よりも悪いから、苦情が来てしまうわけです。

年間で10000万件弱の苦情は少なくありません。

ハローワークは実際にブラック企業が多いので気を付けましょう。

転職サイトを使うべき人

転職サイトとハローワークの比較をしてきましたが、ここでは転職サイトを使うべき人についてまとめます。

早速ですが、以下に当てはまる方が転職サイトを使うべき人です。

  • スキマ時間で転職活動がしたい人
  • 転職したい業界・企業が明確にある人
  • 自分の管理をしっかりと出来る人
  • 自分のペースで転職したい人

これらに当てはまるのであれば、転職サイトで転職活動をしましょう。

ハローワークを使うべき人

一方でハローワークを使うべき人の紹介をしていきます。

  • 地元で転職したい人
  • 転職のサポートをしてもらい人
  • 職業訓練校でスキルを身に付けたい人

これらに当てはまる方はハローワークに通うべきでしょう。

エージェントサイトの利用もアリ

『転職サイトを使いたいけど、サポートをしてもらいたい』という方は、マイナビエージェントのようなエージェントサイトを利用しましょう。

担当者の方が自分に合った企業を探してきてくれます。

ただし、ハローワークの職員と違って、ノルマを抱えているためガツガツしています。

日々電話やメールでのやり取りが必要になるので、ゆっくり転職をしたいと考えている方には向いていません。

まとめ

転職サイトとハローワークの差は理解していただけましたか?

どちらも一長一短なので、一概におすすめは出来ませんが、自分に合ったほうを理解できたのであれば幸いです。