ハローワークの評判や口コミを元にメリット・デメリットを解説

転職ノウハウ

転職といえば真っ先にハローワークが思い浮かぶかと思います。

誰でも簡単に無料で利用することができるのが魅力的ですね。

ハローワークで転職を考えている方に、本当にハローワークで転職活動をして良いのかをレクチャーしていきます。

メリットやデメリット、口コミなどを載せるので、自分にハローワークが合っているか考えながら読み進めていただけると良いですね。

ハローワークとは?

ハローワークとは、正式名称を公共職業安定所と言います。

主に職業紹介事業を行っており、国によって運営されているサービスです。

マイナビやリクナビのような企業が運営するサービスとは違い、国によって経営されている点が大きく異なる点です。

ハローワークでは、無料で企業の求人情報を載せられるためブラック企業が多いと言われています。

ハローワークが提供しているサービス一覧

  • 求人紹介
  • 相談窓口で相談
  • 自己分析サポート
  • 職業訓練校の提供
  • 履歴書の書き方
  • 面接の練習

などがサービス内容です。

これらのサービスを無料で受けることができます。

ハローワークの口コミ

ハローワークに通っていた方の口コミを集めてきましたので、参考にしてみて下さい。

以前の職場は通勤時間がかかりすぎていたので、地元での就職がしたくてハローワークを利用しました。
マイナビやリクナビのような転職サイトには載っていない、地元の中小企業や優良企業の求人があったので選びやすかったです。
また、職員さんは親身になって相談に乗ってくれとても良かったです。
前の職場より給料は減ってしまいましたが、地元の企業に採用できたので満足です。

中小企業や地元の企業に就職したい方にとっては良さそうですね!

初めての転職で不安だったので、国が運営していて安心感があるハローワークに行ってみることにしました。
割と混雑していて、待ち時間で1時間ほどかかったのにはびっくりしました。
企業の情報があまり載っていなくてどれを選んで良いのか全くわかりませんでしたが、職員さんがアドバイスをくれたので、比較的簡単に転職することが出来ました。
かなり満足しています!

職員さんがアドバイスをくださると転職が楽になりそうですね!

ハローワークは平日しか使えない
ハローワークは公的機関だから、営業は平日の日中のみ。
仕事を続けながら転職活動をしようと思っている方にはとても厳しいです。
そもそも、失業者の救済措置的な期間なので在職中の方にハローワークはおすすめできません。

平日に時間が取れない方は、ハローワークを利用することは厳しそうですね。

もし都内に住んでいるのであれば、ハローワークはおすすめできません。
なぜなら、ブラック企業の求人が多いから。
なのでまずは、求人サイトや転職エージェント経由で求人応募するべき。
それでも見つからなかったらハローワーク。
ハローワークは最終手段として考えましょう。

ブラック企業の求人が多いという口コミは多かったです。

ハローワークの職員は本当に質が悪い。
就きたい仕事を相談しているのにもかかわらず、「近くにないので」って言われ、相談にも載ってもらえませんでした。
担当職員の地域内の職に就くように言ってきます。
次にハローワークに行ったら、自分の相談内容を他の人に喋っていて残念でした。

担当者にもよって対応が違うみたいですね。

ハローワーク内の職員が良い人だとスムーズに転職活動が出来ている様に感じます。

ハローワークの職員が合わなければ、担当者の変えて貰うことができるので柔軟に対応してもらいましょう。

ハローワークのメリット

ハローワークのメリットは、以下のものだと思います。

  • マイペースに転職活動をできる
  • 地元での転職に強い
  • 職員と相談して転職活動を進められる
  • 求人量が多い
  • 仕事に必要な知識を身につける事ができる

1つ1つ説明していきますね。

マイペースに転職活動をできる

ハローワークに通う場合、自分自身で求人を探すことになります。

自分自身のペースで求人を探すことができるため、時間を掛けてじっくり探すことも可能です。

もちろん、すぐに探したい場合は急ぎで手続きを進めることが出来ます。

転職エージェントと比べると自由度がかなり高いです。

転職エージェントでは担当の方からメールや電話をもらって、その都度返事をしなければなりません。

ハローワークでは、個人ペースで進められるので催促されるのが苦手という方にとってはおすすめですね。

職員と相談して転職活動を進められる

「自分1人で決めるのは難しいな…。」と感じるのであれば、ハローワークの職員と相談して転職活動を進めることも可能です。

自分自身の希望や悩みを聞いてくださり、その結果に合った求人情報を職員の方が提供してくれます。

悩みや希望を聞いてくれるだけではなく、履歴書の書き方や面接の練習などの転職活動に必要な基本的なこともサポートしてくれます。

ただし、転職エージェントのように手厚いサポートがあるわけではありません。

もし最大級のサポートがほしいのであれば、転職エージェントに頼みましょう。

地元での転職に強い

ハローワークにある求人のほとんどがハローワーク周辺地域の企業なので、地元の企業が見つけやすいです。

地元で就職をしたいと考えている方は、ハローワークに出向いてみることをおすすめします。

求人量が多い

求人のほとんどが地元の情報になりますが、他の地域がない分地元の求人情報をかなりたくさん持っています。

地方の企業には、大手の転職サイトに企業情報を載せないようなところもあるみたいです。

ブラック企業ばかりだと思われているハローワークですが、中にはホワイト企業と言われている企業があります。

地元で良い仕事を探している方は、ハローワークで求人票を眺めてみましょう。

新しい仕事に必要な知識を身につける事ができる

ハローワークでは、求人募集の紹介だけでなく職業訓練校の紹介もやっています。

職業訓練校とは、求職中の方や新たに職業に就こうとしている方などに、就職に向けて必要な知識・技術を学んでいただくための場所です。
参照:東京都TOKYOはたらくネット

新しい仕事に就くために必要なスキルを身に着けてもらってから、仕事を見つけやすい状態にするサービスです。

紹介された施設で勉強するための費用は国に負担して貰えるため、必要なスキルを無料で気軽に身につけることが可能です。

何一つスキルを持っていない方であれば、ハローワークに行って職業訓練校の紹介をしてもらうのも一つの手だと思います。

ハローワークのデメリット

ここまでハローワークのメリットについて書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。

今回取り上げる主なデメリットは以下のものです。

  • 態度が悪い職員が多い
  • 土日祝日にハローワークが閉まっている
  • 手間や時間がかかる
  • 地元以外の求人情報が少ない
  • ブラック企業が多い可能性がある
  • 求人情報に中小企業が多い
  • 仕事をしているとサポートしてくれない可能性がある
  • ハローワークに何度も通う必要がある

かなり多いですが、1つ1つ紹介していきます。

態度が悪い職員が多い

ハローワークはマイナビやリクナビのような民間企業が運営しているわけではなく、国が運営している無料の職業紹介事業です。

したがって、マイナビやリクナビのように利益を追求することがありません。

もちろん、ハローワークにも丁寧な対応をしてくださる人もいますが、テキトーな対応をされる事もあります。

ハローワークはお客が来なくても国からお金が支払われるので、困ることがありません。

そのためテキトーな対応をされてしまうことがあるということです。

ただし、対処方法として担当者を変えてもらうことが可能です。

本当に態度が悪い人や、自分と気が合わない職員の方が出てきたら変えてもらいましょう。

土日祝日にハローワークが閉まっている

先ほど述べたようにハローワークは国が運営している無料の紹介事業となっています。

役所と同じで土日祝日は基本的に空いていません。

仕事をしながら転職活動をしたい方や平日が忙しい方にとって、土日祝日に空いていないのはとても厳しいですね。

手間や時間がかかる

転職先が決まるまでハローワークに通い続ける必要があります。

マイナビやリクナビのように、スマホで簡単にチェックすることができません。

しかも、ハローワークは土日祝日がお休みなので休日に活動することができません。

もし会社に務めながら転職活動をしたいのであれば、ハローワークは向いていません。

地元以外の求人情報が少ない

先ほどメリットの項目で『地元での就職に強い』と言いましたが、逆に言えば『地元以外の場所での就職は難しい』ということになります。

もし、地元以外で就職を考えているのであればハローワークに行くことはおすすめできません。

マイナビやリクナビのような、民間企業が運営している転職サイトを利用しましょう。

ブラック企業が多い可能性がある

ハローワークにはブラック企業が多いと言われています。

その理由は、ハローワークは行政機関であるため、求人を無料で出すことができるからです。

マイナビやリクナビのような転職サイトで求人をしようとすると、かなりのコストがかかってしまいます。

お金がない企業からすれば、求人サイトで募集するよりもハローワークで求人募集した方がいいですよね。

逆に言えば、お金がある会社は影響力のあるマイナビやリクナビのような求人サイトで募集するわけです。

結果的にハローワークで募集する会社は資金力のない会社になっているわけです。

資金力がないと、待遇が悪い会社が集まってしまう可能性が高まります。

このようなことからハローワークにはブラック企業の求人が多いと言われています。

求人情報に中小企業が多い

いわゆる大企業と呼ばれるような会社はハローワークに求人を出していることが少ないです。

なぜなら、大手企業は資金力があるためマイナビやリクナビのような大手求人サイトで募集するからです。

逆に、ハローワークは資金力のない中小企業が求人募集しています。

「どうしても大企業に行きたい!」という方はハローワークではなく、マイナビやリクナビのような民間企業が運営している転職サイトを利用するようにしましょう。

仕事をしているとサポートしてくれない可能性がある

今の仕事と並行して転職活動をしたいと思っている方も多いと思いますが、主な退職時期が決まっていないと相手にしてくれない場合があります。

なぜかと言いますと、紹介先の企業とのトラブルを避けるためです。

ハローワークと求職者が話を進めていき、面接の日程まで決まったのに「やっぱり今までの仕事を続けます」とか言い出したらハローワーク側がめちゃくちゃ困ることになりますよね。

このようなトラブルを避けるためにも、現在職に就いている方にサポートをしてくれない可能性があります。

もちろん、これもハローワークの職員によって対応が変わってきますので、対応してくれる方もいます。

もしハローワークの職員に相手にしてもらえなければ、後日また行ってみて担当者を変えてもらうのもありだと思います。

ハローワークに何度も通う必要がある

ハローワークで自分に合った求人情報を探すには、何度もハローワークに通うことになります。

ハローワークの求人は、基本的にハローワーク内にある端末を使って探します。

他には、担当者の方と相談しながら見つけるほかありません。

マイナビやリクナビと違う最大の点は、ネット上に求人情報が公開されていない点です。

家や電車などのスキマ時間で検索することができないので、とても時間がかかってしまいます。

ハローワークに何度も通い、ハローワーク内でも探すのに時間がかかってしまいます。

時間がない方にとってハローワークは頼りがたいですね。

ハローワークはおすすめか否か

一概に言えることではないので、向いている方・向いていない方をまとめてきました。

ハローワークに向いている人

  • マイペースに転職活動をしたい人
  • 平日にも時間をたくさん取れる人
  • 地元で就職したい人
  • 中小企業で働きたい人
  • 未経験の職種に就きたい人

以上のどれかに当てはまる方は、ハローワークに足を運んでみると良いと思います。

特に、未経験の職種に就く際は無料で職業訓練校に参加できるのでお得です。

ハローワークに不向きな人

  • 平日に時間が取れない人
  • さっさと転職したい人
  • スキマ時間も有効活用したい人
  • 地元での就職に興味がない人
  • 大企業に転職したい人

以上のどれかに当てはまる人は、マイナビやリクナビのような民間企業が運営している転職サイトを利用しましょう。

まとめ

ハローワークの評判はどちらかと言えば悪い印象の方が目立っていたように思いますが、ハローワークに行ってみなければ細部までは分かりません。

もし転職を考えているのであれば、ハローワークに行ってみるのも1つの手だと思います。

先ほど述べた、ハローワークに向いている方に当てはまる方はぜひ足を運んでみましょう!