ブラックな業界には転職したくない!と誰もが思いますよね。
一般的にいわれるブラックな業界の特徴は
- 薄給
- 激務
- 劣悪な労働環境
- 厳しいノルマ
- 将来性のなさ
などが挙げられますよね。
働き方改革で、theブラックな業界は少なくなっているとはいえ、まだまだ転職先としてやめたほうがいい業界は存在します。
しかし
ある面ではブラックでも違う面ではホワイト
といったように、一括りにはできない業界もたくさんあります。
転職で会社を選ぶときの基準や条件はたくさんありますが、その基準は人によって違いますよね。
例えば
「少し忙しくてもいいから給料は高くないと嫌だ!」
という方や
「給料はほどほどで良いから、まったり働きたいなぁ」
といった方などがいると思います。
そこで今回は!
転職先として絶対にやめた方が良いブラックな業界をはじめとして、
転職で大切にするポイントが何かによってやめたほうがいい業界・職種を考えていきたいと思います。
無条件で絶対にやめたほうがいいブラックな業界・職種
初めにご紹介するのは、無条件に転職でやめたほうがいい業界・職種です。
仕事は忙しく、給料もさほど期待できない業界です。
若い人がアルバイトとして働くのならまだいいですが、正社員として転職先にするのはやめたほうがいいでしょう。
体を壊してしまう、金銭的に苦しくなるといった日がいつか来ます。
- 介護
- 飲食・宿泊
- 娯楽
- 小売り
- 教育
介護
介護業界は近年事件が多発したこともあり、世間的に見てもブラックな業界だと認知されてきましたよね。
ただでさえ、人を預かるという責任が生じる仕事でストレス性が高く、加えて人手が足りないため一人当たりの業務量が多い。
負担が大きいにもかかわらず給与は低いという肉体的にも精神的にもきつい仕事の一つであるといえます。
日本は高齢化が進んでいますので、業界的には需要が高いのですが、労働環境が改善されない限りおすすめはできません。
飲食・宿泊
飲食・宿泊業界もブラック業界の代表格ですね。
普通の会社員のように土日に休むことができず、休日も少ないです。
居酒屋でアルバイトの経験がある方も少なくないかとは思いますが、飲食・宿泊業界で社員となると、アルバイトが行う業務に加え事務的な作業も増え、必然的に長時間労働を強いられることになります。
それでいて給料は少ないですので、転職でやめたほうがいい業界であるといえるでしょう。
娯楽
娯楽業界もブラック業界であるといえます。
ゲームセンターやパチンコなど飲食・宿泊業界と同様でサービス業なので休日が不定期になりやすく、労働時間も長くなる傾向にあります。
また、サービス業の中でも特徴的なのが店内の音が大きい環境であるということです。
ゲームセンターやパチンコが好きで、慣れているという方であっても、毎日のこととなると参ってしまう可能性もあります。
客層も特殊であるといえるので、合わない人にとっては全く合わない業界であるといえるでしょう。
小売
小売業界もブラック業界であると言えます。
小売業界はネットショッピングの影響もあり、業界自体が衰退しています。
給与に関しては、大手であれば比較的安定しているといえますが、それでも将来性を考えたときにいつまでも仕事があるとはいえず、不安が残ります。
労働時間も長く、キャリアアップも目指しにくい業界ですので転職先としておすすめはできません。
教育
教育業界もブラック業界であるといえます。
小学校・中学校・高等学校といった教育機関、学習塾などの学習支援問わず、教育業界は今後ますますブラック化すると考えられます。
他人の子どもを預かるという責任はもちろん、モンスターペアレントという言葉が生まれたように、親御さんも近年は教育に干渉してくることが多く、とにかくストレス性が高いです。
それでいて、日本では少子高齢化が進んでいますので、業界自体の衰退も進みます。
しかし、教育自体が無くなることはないので、一部の私立学校では労働環境が整っているが、そのほかの学校の労働環境は劣悪というように、教育業界内でも二極化していくことが考えられます。
ワークライフバランスを重要視する方はやめたほうがいい激務な業界・職種
次にご紹介するのは激務な業界です。
忙しさという面ではブラックといえるかもしれませんが、給与や待遇ではホワイトな一面もあります。
ワークライフバランスを大切にする方はやめておいたほうがいい業界です。
- 広告
- 建設
- 不動産
- 保険
広告
広告業界は激務な業界として有名ですよね。
広告代理店で働く方が仕事の忙しさを理由に自殺した事件がまだ記憶に新しいですが、実際に激務であるといえます。
土・日・祝日であっても仕事のことを考えなくてはいけない、呼び出されたらすぐに駆け付けなくてはいけないなど、常に仕事で心休まる瞬間が少ないかもしれません。
しかし、広告業界に憧れる人も多く、広告が好き・仕事が好きな方にとっては理想的な業界であるかもしれません。
建設
建設業界も人手不足の影響で激務な業界です。
特に今は2020年のオリンピックに向けた建設作業が多くあり、忙しいといえるでしょう。
その分、業界としての未来は明るく、オリンピックによる好景気はもちろん、オリンピック後であっても、大阪万博や新幹線のインフラ整備、老朽化した設備のリニューアルなど業界としての需要は高いです。
不動産
不動産業界の中でも営業職は激務であるといえます。
営業職であればストレス性の高いテレアポがあり、個人のノルマが厳しいことも多いです。
また不動産業界は体育会系の会社が多く、上司が厳しく、飲み会が多いといったことも珍しくないです。
体育会系の方にとっては過ごしやすいかもしれませんが、そうでない方にとっては非常に苦しい環境であるといえるでしょう。
保険
保険業界の営業職も激務であるといえます。
上の項目でご紹介した不動産業界でもそうですが、営業職は激務になってしまう傾向にあります。
保険業界の場合、契約を取ることが正義なので、契約を取ることができれば給料もよく、自分のペースで働くことのできる素晴らしい環境であるといえるでしょう。
しかし、日々契約数に追われ、成績が振るわなかったときには生活に直結するので、ストレス性が高い業界であるといえるでしょう。
給料を重要視する方はやめたほうがいい薄給な業界・職種
次にご紹介するのは薄給な業界です。
給料が少ないという面ではブラックだといえるかもしれません。
しかし上の項目で挙げた業界のような忙しさはなく、まったりと働きたい方にとってはホワイト業界といえるかもしれません。
給料が高いかどうかを大切にする方はやめておいたほうがいい業界です。
- 運送業界
- 一般事務
- 地方公務員
運送業界
運送業界はブラックな業界だと考えられがちですが、人によって働きやすい業界であるといえるかもしれません。
労働環境の整えられている会社であればイメージするような過酷な業務はありませんし、過労による事故が多発してしまったことをうけ、多くの会社が労働時間には厳しくなっています。
もちろん、ノルマもありますが、給料にそれほどこだわりがないのであれば、車内では一人のことが多く、運転が好きであればとても働きやすい業界です。
一般事務
一般事務といえば、将来専業主婦になりたい女性が就く仕事というイメージがあるかとは思います。
しかし、多様な働き方が認められるようになってきている今では、プライベートを大切にしたい男性でも一般事務として働いている方もいらっしゃいます。
会社やポジションにもよりますが、定時で帰れることも多く、ほどほどに働きたい人にとっては合っているかもしれません。
地方公務員
公務員の中でも、地方公務員はまったりとした働き方ができるでしょう。
人と関わって地域に密着するような仕事が好きな人にとっては働きたい仕事であるといえます。
反対に仕事が好きで、やりがいが欲しいという方にとっては少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
ブラックな業界を見極めるポイント
絶対に避けるべきブラック業界、一部分がブラックといえる業界をご紹介してきました。
それでは、最後にブラックな業界を見極めるポイントをご紹介します!
離職率を確認する
離職率はブラックな業界かどうかを見極める上で必ず確認しましょう。
離職率が高いということは何かしらの問題を抱えているということで、逆に低ければ社員が働きやすい環境であるといえます。
離職率が極端に高いとブラックな面があるかもしれません。
求人が掲載されている頻度
求人が掲載されている頻度もブラックな業界か判断する材料になります。
常に求人を掲載している、もしくは非常に高い頻度で求人の掲載を行なっている場合は、一度立ち止まって考えるようにしましょう。
社員が足りなくなったら補充すればいい、と考えるブラックな業界かもしれません。
口コミサイトをチェックする
口コミサイトは実際に働いている、もしくは働いていた人の生の声を聞くことができるので是非参考にしましょう。
あまりにも会社の悪い面に関する口コミが多いようなら、考え直したほうがいいかもしれません。
ただ、口コミサイトに関しては、匿名での書き込みとなるので信ぴょう性が薄くなります。
ただ、転職先を決める上での参考にはなりますので、上手く活用するようにしましょう。
労働条件だけでなくやりたいことで業界を選ぼう
初めに挙げたような絶対にやめたほうがいい業界というのは確かにありますが、そのほかの業界であっても良い所があれば悪い所もあります。
今回ご紹介したように、ワークライフバランスや給料など大切にしている条件・基準で仕事・業界を選ぶということも一つの方法ではありますが、個人的には自分のやりたいことで仕事・業界を選ぶのもアリかなぁと思います。
転職の際には、皆さんの絶対に譲れないポイントを押さえて理想の業界で働けるよう頑張ってください!