理学療法士の仕事事情とおすすめの転職サイト5選

理学療法士として働いている今の現場を辞めたいと思っていませんか。

辞めたいと思っているけど、転職先をどのように探すか困っているという人もいるでしょう。

現在の職場を辞めたいと思っているのであれば、まずは、次に自分がどんな職場に転職したいのか考えてみましょう。

理想の転職先を探すには、転職サイトを利用するという方法もありますよ。

この記事では理学療法士の仕事事情とおすすめ転職サイトを紹介します。

理学療法士って何する人？

医療現場には看護師や保健師、作業療法士など様々な職種の人が働いています。

その中でも理学療法士がどのような仕事をしているか、理解していない人も多いでしょう。

主な仕事

理学療法士(Physical TherapistPTとも言います)が行う仕事は、身体的に障害がある人、また障害が発生する可能性がある人に対して医学的なリハビリテーションを行う人です。

このリハビリテーションを通して、患者一人一人が自立した日常生活を送れるようにします。

例えば、人間が日常生活を送るうえで必要な基本的動作として、座る・立つ・歩くという動きがあります。

理学療法士はこういった動作が行えるようにする専門家です。

動作に係わるリハビリテーションは関節の動きや筋肉の動きなどの動作改善を目指します。

これらの知識とリハビリテーション方法に関しては非常に複雑なために専門的な知識が必要となります。

理学療法士が働く主な施設

理学療法士が活躍できる施設は病院や診療所だけには限りません。

介護の保健サービスにも従事し訪問してリハビリテーションを行うこともあります。

また、学校や児童が集まる施設で健康に関する教育を行い怪我や身体の障害の予防を啓蒙するという活動も行います。

身体の障碍者に対するリハビリテーションも行うことが出来るので障碍者福祉センターのような施設でも働くことが出来ます。

さらに、専門的な知識を得ればプロスポーツの現場で選手の健康管理や怪我をした場合のリハビリテーションを行う理学療法士もいます。

理学療法士になるには

理学療法士になるにはまず国家資格を取得する必要があります。

この国家資格を取得するために、大学や専門学校か養成校で学ぶという方法があります。

この試験を受けるための資格として、これらの学校を卒業する見込みが必要です。

また、試験に合格するためには筆記試験のほかに実技試験もある為、学校にいる間は知識を蓄える以外に技術も磨かなければなりません。

理学療法士の需要は増えていく

理学療法士の需要に関しては既に引く手あまたの状態です。

理学療法士は、病院以外では介護施設等でもリハビリテーションが行えるので、高齢化していく社会の中で更に需要が伸びる職種だということが言われています。

理学療法士は国家資格を持つ専門職なので就職後も安定した生活を送ることが出来るでしょう。

社会的に理学療法士の需要が増えていく一方で、個人のレベルや質の低下も問題となってきています。

今後はリハビリテーションを通して患者とどのようにコミュニケーションをとり、身体の改善に向けていくかという課題もあります。

理学療法士を辞めてしまう理由

理学療法士として転職を失敗しないようにするためには、理学療法士が辞める理由を知るということが大事です。

施設や環境が変わったとしても自身が望んだ職場でなければまた辞めてしまうということも起こります。

そして、転職を繰り返してしまいます。

転職を繰り返してしまうと面接での印象がどんどんと悪くなっていき内定をとることも難しくなっていきます。

給料と休日が少ない

理学療法士が辞めたいと思うことでよく挙げられる理由は給料が少ないわりに休日が少ないということです。

理学療法士は看護師や医師に比べれば平均的に給料が安いです。

給料が安い割にはこなさなければならない業務が非常に多く、仕事が終わらない場合は残業や休日を返上して働かなければならないということもあります。

理学療法士は需要が増えていると同時に発展途上の職種であるために常に研究されており、勉強会も非常に多くあります。

仕事のない日でもこういった勉強会には出席しなければならないのでプライベートな時間はかなり削られるということもあります。

職場での人間関係がつらい

職場によっては理学療法士の身分が低いと感じる人もいるようです。

医師、看護師、そしてそのあとに理学療法士が来るというような扱いをされて辞めたくなるという人もいます。

先輩から無理難題を押し付けられてパワハラに近いような命令をされることもあるようです。

そして、一番大事なのは患者とのコミュニケーションです。

患者も人間ですし、怪我やリハビリテーションを長い期間続けていてストレスをためている人もいます。

そういった患者からの思わぬクレームなどにも対応しなければなりません。

これらのような人間関係のトラブルに対して我慢が出来なくなってしまう人もいるようです。

理学療法士以外の仕事がたくさんある

理学療法士はリハビリテーションの施術以外にも非常に多くの仕事を抱えています。

例えば、患者のカルテの記載や今後のリハビリテーションの計画書、そして退院後の指導書作りなどがあります。

また、新人の理学療法士への指導や実習生への指導も業務に入ります。

その他にも、病院のカンファレンスへの参加・勉強会への参加・学会発表用の資料作り・地域の施設との連携を作るための情報交換を行う会議への参加などがあります。

これらの業務をリハビリテーションも行いながらこなしていかなければなりません。

リハビリテーションに関しては患者の都合に合わせなければならないので、雑務は残業時間を利用して行うということがほとんどになります。

理学療法士に転職するには転職サイトを利用しよう

理学療法士として働いている職場が自身に合わないと思ったらすぐにでも転職することをおすすめします。

特に人間関係の悩みやトラブルであれば改善の余地が無ければ新しい環境に身を置いた方が自身の為でもありますし、患者の為にもなります。

理学療法士の転職には転職サイトを利用すると自身の納得のいく職場に行くことが容易になります。

転職サイトを利用するメリット

転職サイトに登録することで得られるメリットとして現在の理学療法士の需要状況を知ることが出来るという点が挙げられます。

どの施設で募集を行っているか情報をもらうことが出来ますので、自身が希望する施設への転職が可能になります。

転職サイトにいるスタッフが現場で働いている理学療法士の人から職場の雰囲気などを聞いているので現在の労働環境を知ることも出来ます。

また、転職サイトを利用することによって現在よりも給料が高い職場に転職することも可能になります。

転職サイトを利用するデメリット

転職サイトを利用することでデメリットしてあげられるのは自身が気に入った転職先が複数出てきてしまうということです。

転職サイトにはかなり多くの求人が載せられています。

理学療法士が今すぐにでも欲しいという施設も多くあり、給料面などの待遇を良くしているところもあります。

待遇のよさそうな転職先に目移りしてしまって一つに絞り切れないという場合もあります。

転職する際は給料も大事ですが自身が理学療法士としてどのように患者とかかわっていきたいかという目的をもって転職先を選びましょう。

理学療法士専門の良い転職サイトの見分け方

転職サイトを利用することをこの記事ではおすすめしますが、転職サイトの中にはビジネスの為だけに運営しているところもあり、適当に転職をさせてしまうようなサイトもあるので注意が必要です。

転職サイトを利用する際は基本的に評判の良いサイトを利用するようにしましょう。

理学療法士専門のサイトであればネット上の口コミや評判を比較することで良質な転職サイトを見つけることが出来ます。

理学療法士の転職は1回で決めよう

理学療法士の需要は年々高まっている一方で、離職率も高く勤続年数が低いという現実もあります。

辞めてしまう人の退職理由で多いのが職場の人間関係での悩みです。

理学療法士が転職を繰り返すとそれだけでも就職先で警戒されるという現実もあります。

より良い環境で勤続していくために、転職の際には慎重な選択が要求されます。

その為にも転職サイトをうまく利用し担当のスタッフと共に自身に合った最良の転職先を見つけましょう。

自身にあった施設で患者からもスタッフからも信頼してもらえる理学療法士を目指しましょう。